ITmedia NEWS > 製品動向 >

ついにIntel Mac版も――Adobe Photoshop CS3のβ版公開

» 2006年12月15日 10時56分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは12月15日に画像処理の定番ソフトであるAdobe Photoshopの最新版であるCS3のβ版を公開する。今回のMacバージョンはユニバーサルバイナリ化されており、Intel Macに最適化された初めてのバージョンとして注目されている。

 Windows版はWindows XPとVistaに対応。Photoshop CS3は2007年春の出荷を予定している。

 β版は、12月15日早朝(米太平洋標準時)に、Adobe Labsのサイトでダウンロード可能になる。

 Photoshop CS3にはプレリリース版Adobe Bridge、Adobe Device Centralも含まれる。モバイルコンテンツ作成用に、携帯電話の画面での動作をテストとするための機能も搭載されている。

 β版の使用には、Adobe Photoshop CS2、Adobe Creative Suite 2、Adobe Creative Suite Production Studio、Adobe Design Bundle、Adobe Web Bundle、Adobe Video Bundleのいずれかのシリアル番号が必要。製品版リリース後は使用できなくなる。また、上記製品のシリアル番号がない場合でも2日間だけ試用することができる。

 「Macにとってエキサイティングな時の到来であり、AdobeはPhotoshop CS3のプレビューリリースにより、新しいIntel Macへの移行を容易なものにしたい」とAdobeでクリエイティブ・ソリューション・ビジネスユニットを担当するジョン・ロイアコノ上級副社長は述べている。

 Mac版はMac OS X 10.4.8または10.5、PowerPC G4、PowerPC G5、Intelプロセッサを搭載したMacで動作する。Windows版はXeon、Xeon Dual、Centrino、Pentium 4プロセッサを搭載したWindows XP SP2以降またはWindows Vistaが必要。

 Adobeはこのほかに、新しいWebツールとしてAdobe CSS Advisorもリリースした。ブラウザの互換性問題を解決することを目的としたソフトウェアで、同社のサイトからダウンロードできる。デザイナーがAjaxを利用するためのフレームワークとしてAdobe Spryのβ版もAdobe Labsで公開した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.