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ソニー、半導体投資を大幅削減へ

» 2007年02月13日 18時27分 公開
[ITmedia]

 ソニーは2月13日、半導体投資を縮小する方針を明らかにした。プレイステーション3(PS3)の基幹部品・CELLプロセッサの立ち上げなどで2006年度まで3年間で約4600億円を投じてきたが、今後3年間はこれに比べて大幅に削減する方針だ。45ナノメートル以降の先端プロセスは外部委託も含めて検討する。

ソニーの株価チャートソニーの株価チャート(1年:縦軸の単位は円)

 09年度までの新中期計画で半導体投資の削減を盛り込む。投資額については「現時点ではコメントを控える」(同社)としている。今後の半導体事業は「強い分野をより強くという集中戦略を明確化する」という方針のもと、CCDなどのイメージセンサー、ゲーム、テレビ・ビデオ用システムLSIに集中していくとしている。

 CELLプロセッサは現在65ナノメートルプロセスで量産を開始しており、「今後もコストダウンを図っていく」としている。一方で45ナノメートル以降の先端プロセスの自社投資・開発は「慎重に検討していく」としており、莫大なコストがかかる45ナノ以降は他社への生産委託も含めて検討する。一部報道では、CELLの45ナノ版も外部生産委託を検討していくという。

 ソニーは45ナノプロセスを、東芝、NECエレクトロニクスと組んで開発している。

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