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Second Life、「3Dボイス」機能を発表

» 2007年02月28日 07時43分 公開
[ITmedia]

 Second Lifeで会話が可能に――米Linden Labは2月27日、仮想3Dワールド「Second Life」に音声機能を追加すると発表した。Second Life内では、現状インスタントメッセージング(IM)を利用したチャットが可能だが、この「3Dボイス」機能により、実際に音声による会話が可能になる。

 この新機能は、Vivoxの音声技術とDiamondWareの3D音声技術を使用。音声の方向や距離などを認識するため、よりリアルな3Dの音声体験が可能。会話中、アバターは音の強弱に応じて動くという。1対1での会話のほか、複数ユーザーで会話することも可能。最高100ユーザーまで同じチャンネルを利用できる。音声機能の利用にはヘッドセットが必要。自分の島については、音声機能の利用可否の設定が可能。

 音声機能のβプログラムは、1000人のユーザーを対象に、テストグリッド上で来週公開される。正式版の公開は2007年第2四半期の予定で、全ユーザーがSecond Life全体を通じて利用できるようになる。Linden Labでは、この音声機能の追加が、特にSecond Lifeを学習やトレーニングのためのコラボレーションツールとして利用しているユーザーや企業、組織にとって役立つと期待している。

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