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IBM、Google Gadgetsを企業向けポータル構築ソフトに採用

» 2007年03月01日 07時39分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月28日、同社の企業向けポータル構築ソフト「WebSphere Portal」から、米Googleのインターネットアプリケーション「Google Gadgets」を直接利用できるようにすると発表した。IBMは、「企業向けポータルソフトにGoogle Gadgetsを統合する初めてのベンダー」となるという。

 Google Gadgetsには、翻訳アプリケーションや荷物配達追跡、ポッドキャスト検索など、さまざまなアプリケーションがある。WebSphere Portalのユーザーは、4000以上のGoogle Gadgetsから好きなものを選び、ワンクリックでポータルサイトに追加できるようになる。

 IBMは、Google GadgetsをWebSphere Portalに組み入れるためのポートレット「IBM Portlet for Google Gadgets」を4月に提供予定。WebSphere PortalおよびWebSphere Portal ExpressのVersion 6.0を利用している企業に対し、無料で提供される。

 IBMは、WebSphere Portalを新Sitemapプロトコルに対応させるツールを年内に提供開始する計画も併せて発表した。Sitemapは、Google、Yahoo!、Microsoftという米検索大手3社が共に支持するプロトコルで、検索エンジンのクローラーに対し、サイト側から適切なサイト情報を提供できるようにするもの。IBMでは、Sitemap対応により、企業ポータルサイト上の公開コンテンツへのアクセス効率を高めることができるとしている。

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