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ソフトバンク、「不適切会計」指摘のリポート・記事めぐり法的措置へ

» 2007年03月06日 18時02分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクは3月6日、2月末から3月初めにかけて公開された証券会社のリポートと英Financial Timesの記事が、「当社が不適切な会計処理を行っているかのような誤解を与え、市場での当社の信頼を損なうもの」だとして、当事者に対し訂正と損害賠償を求める法的措置に入ることを決めたと発表した。

 カリヨン証券東京支店のアナリストは2月27日、「Confidence Man」(取り込み詐欺師)のタイトルでリポートを発表し、ソフトバンクの会計処理に不適切な点があると指摘。Financial Timesはリポートをもとに3月1日、総務省がソフトバンクの会計処理や財務に注目しているなどと報じていた。

 これに対しソフトバンクは強く反発。リポートが指摘した、監査法人の変更に伴う財務諸表修正の必要性や、子会社の連結外しによる負債隠しなどに反論し、指摘を否定。「当社に対する悪意のある極めて悪質なリポートと報道」と非難している。

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