「mixi読み逃げ」ってダメなの?(2/2 ページ)
「読み逃げ禁止」文化、5年以上前から
読み逃げという言葉の歴史は意外と古い。検索してみたところ、2001年12月に、2chに「読み逃げ・キリ踏み逃げ禁止ってどーよ?」というスレッドが立っていた。当時、ブログやSNSはなかったが、個人サイトに掲示板やゲストブック、キリ番報告帳などが置いてあるケースが多く、そういったサイトにアクセスしながら何もコメントせず立ち去ると「読み逃げ」と非難するサイトオーナーが、一部いたようだ。
個人サイトのオーナーは、アクセスしたユーザーの訪問日時とIPアドレスを、アクセス解析を通じて把握。アクセスがあった時間帯に掲示板やゲストブックの書き込みが増えなければ「読み逃げされた」と気付いたようだ。また、アクセスカウンターが回っているのにコメントが増えていない場合も読み逃げが判明する。ただ、読み逃げしたのが誰かまでを詳細に特定することは、アクセス解析だけでは難しかった。
mixiの場合は、自分のページにアクセスがあると、それが誰で、いつ来たかが足あとを通じてはっきり残るため、個人サイトのアクセス解析と異なり、いつ誰が読み逃げしたかまで分かってしまう。mixiのこの性質が、アクセスした人・された人双方にとってプレッシャーとなり、“読み逃げ禁止文化”の広がりを助けているようだ。
「読み逃げ禁止」は「mixi疲れ」につながる?
読み逃げを気にするユーザーの日記などを詳細に読んでみると、リアルで会ったことがないマイミクとの関係に気を遣っているケースが多いことが見えてきた。
見知らぬ人とマイミクとしてつながった場合、人間関係を保障してくれるのは、mixi日記へのコメントやメッセージ、足あとだけ。だから自分のページに足あとが付けば、必ず訪問してコメントやメッセージを残し、「あなたのことをマイミクと認めていますよ」とアピールするし、相手も同じようにコメントやメッセージを返してくれ、自分を認めてくれることを期待する。読み逃げされると「嫌われたのかな?」「マイミクと認めてくれてないのかな?」などと落胆するようだ。
また、読み逃げを気にする人は、見知らぬ人から何度も足あとが付きながら、その人からのコメントやメッセージがないと「見知らぬ人に日記を覗かれている」と不安になる傾向があるようだ。
ただ、親しくもないマイミクを増やしたり、見知らぬ人の日記にもコメントを残すことを自他に強制してしまうと、日々の“ごあいさつアクセス”や形だけのコメント、コメントに対するレスに忙殺され、「mixi疲れ」につながってしまう恐れもある。
読み逃げ禁止は、日記を読んでくれる相手だけでなく、自分自身にもプレッシャーをかける諸刃の剣。これを絶対のルールにしてしまうと、ネットコミュニケーションが息苦しくなりそうだ。
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