米音楽出版者協会(NMPA)は3月22日、衛星ラジオのXM Satellite Radioを相手取り、著作権の存在する音楽を無断でデジタル配信しているとして、ニューヨークの連邦地裁に提訴した。
NMPAによると、協会はXMと著作権料支払いについて討議を続けてきたが、解決に至らなかったため提訴に踏み切った。
同協会が代表しているのは、Famous Music、Warner/Chappell、Sony/ATV、EMIを含むレコード会社。NMPAはXMに対し、1曲当たり最高15万ドルの法定損害賠償支払いを求めており、著作権侵害の「ごく一部」として挙げている曲は175曲を超える。
XMサービスの加入者は、MP3フォーマットの楽曲をダウンロードし、ポータブルプレーヤーなどに永久に保存することができるため、NMPAは完全な著作権の侵害と主張している。
昨年には全米レコード協会(RIAA)が、著作権侵害でXMを提訴している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR