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» 2007年04月03日 13時35分 UPDATE

AMD、組み込み向けのチップセット「M690T」を発表

AMDは、グラフィックス機能とビデオ性能や表示オプションを強化した組み込み用チップセットを発表した。

[Scott Ferguson,eWEEK]
eWEEK

 米AMDはATI Technologiesの技術を採用した新しいチップセットのリリースにより、組み込み製品ラインを拡充する計画だ。

 米カリフォルニア州サンノゼで4月2日に開催されたEmbedded Systems Conferenceで、AMDは新しいチップセット「M690T」を発表した。同社によると、このチップセットは、グラフィックス機能のほか、ビデオ性能や表示オプションを強化する。

 AMDは2006年10月にATI Technologiesを買収し、ATIのグラフィックス技術を搭載する最初のチップセットを今年2月28日に発表している。AMDによると、このとき発表された新しいチップセット「690G」と「690V」は既にマザーボードメーカーへの出荷が開始されており、4月中にはPCに搭載されるようになる見通しという。

 AMDは今年に入り、組み込み製品ラインの拡充を進めており、既にデュアルコアのOpteronプロセッサとAthlonプロセッサのほか、ローエンドの組み込み市場向けのGeodeプロセッサ、3種類の追加の参照設計キットなどが製品ラインに加えられている(2月13日の記事参照)。

 AMDの組み込みシステム担当マーケティングマネジャー、ジェフ・チュー氏によると、こうした新しいプロセッサとチップセットと各種ツールを組み合わせることで、シンクライアントやPOSマシン、ゲーム、シングルボードPCなど、従来よりはるかに広範なハードウェアの開発が可能になるという。

 「当社は目下、組み込み市場で必要とされている要素を満たしつつある。これは、新しい機能セットを提供するチャンスであり、この分野には多くのチャンスが残されているとわれわれは考えている」と同氏。

 そのほかのATIのチップセットと同様、M690Tは統合グラフィックスプロセッサRadeon x1250を内蔵するため、グラフィックスカードを別途用意する必要がない。またM690Tは、デュアルコアのAthlonプロセッサのほか、シングルコアのTurionプロセッサとSempronプロセッサに対応し、MicrosoftのWindows Vistaをサポートする。

 AMDは新しいチップセットに加えて、同チップセットをマザーボードに接続するための「Socket S1」と、同チップセット対応の開発ボードも発表している。この開発ボードは、PCIおよびPCI Express拡張スロットとUSB 2.0ポートを搭載し、CRT/DVI/LVDSビデオ出力をサポートする。

 チュー氏によると、AMDはまだ新しいチップセットの価格を決定していない。同社は既に一部顧客には、これらのチップセット、ソケット、ボードの提供を開始している。M690Tについては、5月に一般向けのリリースが予定されている。

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