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CiscoとRSA、機密情報の暗号化技術で提携

» 2007年05月24日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsと米EMCのセキュリティ部門RSAは5月23日、医療記録や社会保障番号、クレジットカード番号などの重要情報を、暗号化して保管するための技術開発で提携したと発表した。

 CiscoとRSAは、保存データの暗号化を実現するCiscoの「Storage Media Encryption」(SME)と、RSAの暗号鍵管理ソリューション「RSA Key Manager」を統合、暗号化したデータと暗号鍵を管理する技術を提供していく計画だ。重要情報を保管したテープやディスクが紛失したり盗難に遭った場合でも、暗号化によって機密情報を守ることができる。

 CiscoはSMEとRSA Key ManagerをCisco製品をベースに構築されたSAN(Storage Area Network)に統合、ディスクやテープドライブ、仮想テープライブラリなど、SANに接続した多種多様なストレージ機器において、データ暗号化管理を一括して行えるようにする。ネットワーク上でデータを暗号化するため、旧式のテープシステムやディスクなど暗号化機能を持たないシステムに保管されたデータも保護することができるという。またストレージ機器ごとのデータ暗号化は不要。

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