「こちらはインターネット接続プロバイダー(ISP)の委託を受けているものです。PCの設定変更が必要なのですが……」。このような電話がかかってきたら要注意だ。
JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)によると、ISPの委託業者を名乗って電話をかけ、IDやパスワード情報を聞き出そうとする詐欺が報告されている。JPCERT/CCでは6月14日付でアラートを公開し、ユーザーに注意を呼び掛けた。
この詐欺ではISPの委託業者を名乗り、スパム対策として取られているOP25Bの設定案内を口実に、IDやパスワードを聞き出そうとする。また会話の流れをうまく使い、ユーザーが利用しているISP名を特定しようとするという。典型的なソーシャルエンジニアリングの手口だ。
対策は、こうした電話がかかってきても取り合わないこと。また、もしこうした電話を受け、IDやパスワードを伝えてしまった場合には、早急にパスワードを変更し、場合によってはISPに相談することも検討すべきという。
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