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「新スパボ」債権流動化で881億円調達 ソフトバンク

» 2007年06月29日 20時07分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクは6月29日、携帯電話事業子会社のソフトバンクモバイルが、端末の割賦債権の流動化で合計881億円を調達したと発表した。資金は設備投資や借入金の返済に充てるとしている。

 端末を割賦方式で販売する「新スーパーボーナス」の債権を流動化し、機関投資家向けにはABS(資産担保証券)とABL(流動資産担保融資)で651億円、個人投資家向けに金銭信託で230億円を調達した。

 機関投資家向けはムーディーズで「Aaa」、個人投資家向けは格付投資情報センターで「A」の格付を取得することで、既存借り入れ金と比べて低利で調達できたとしている。

 ソフトバンクモバイルの新旧スーパーボーナス契約は6月上旬に500万件を突破している。今後も割賦債権の流動化を進め、継続的に資金調達を実施するとしてる。

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