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海賊版ビデオを許すな――独立系監視団体がGoogleを批判

» 2007年07月14日 08時35分 公開
[ITmedia]

 独立系監視団体National Legal and Policy Center(NLPC)は7月12日、GoogleがGoogle VideoやYouTubeでの海賊版流布を許しているとして抗議、同サイトで実際に視聴できた海賊版タイトルを公表した。

 つい最近も、最新映画「Sicko」「Evan Alimighty」の海賊版がGoogle Videoに流出。メディア大手Viacomは、これまでYouTubeに約15万本の海賊版が流出したとして、Googleに対し10億ドルの損害賠償を求め訴訟を起こしている

 NLPCは、MySpace、TorrentSpy、DailyMotion、Break.comなどのサイトが海賊版の掲載を防ぐフィルタリングシステムを導入しているのに対し、Googleが技術や予算を理由に導入できないとしているのはおかしいと批判。7月7日時点でGoogle VideoまたはYouTubeで視聴可能だった映画、テレビ番組、コンサートビデオの海賊版「トップ50」リストを公開した。順位は両サイトに掲載されていた日数による。リストには現在劇場公開中の映画も含まれている。

 トップ50リストによると、1位はWarner Brothersの「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(Part I)で掲載日数は434日、2位はHBOの「Baghdad ER」で同409日、3位はSony Picturesの「スパイダーマン」で290日。

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