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仕事中のメールはストレスのもと――英調査

» 2007年08月16日 08時12分 公開
[ITmedia]

 仕事中に絶えず送られてくるメールは、疲れといらいらのもとであり、仕事の生産性を下げる――英グラスゴー大学は8月13日、英国の従業員がメールについてどのように感じているかの調査結果を発表した。

 グラスゴー大学コンピューティング・サイエンス学部のカレン・レノード博士は、ストレスレベルを下げ、自分の健康を守り、メールに支配されているという感覚から逃れるためにも、メールのチェックは1日数回にとどめるべき、とアドバイスしている。

 レノード博士らは、主に学術的分野や創造的な仕事にかかわる177人を対象に、仕事中に受信するメールをどう思うかについて調査した。その結果、34%はメールの数とそれらに迅速に返信しなければならないという義務感をストレスに感じると回答。28%はメールはプレッシャーのもとと思っていると答えた。その日のうちに、または1週間以内に返信できなくても平気でいられる、と答えたのは38%のみだった。

 またPCで作業している人の場合、メールをチェックするために、多いと1時間に30回から40回、アプリケーションを切り替えていることが分かった。調査参加者の約半数は1時間にほぼ1回メールチェックすると答え、35%は15分おきにチェックしていると回答したものの、調査のためにPCにインストールした監視ソフトから得られたデータでは、実際はもっと回数が多いことも判明している。一般に、男性よりも女性の方がメールへの返信をプレッシャーに感じており、多くの人々がメールへの返信義務をストレスと実感しているようだ。

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