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記名&無記名PASMO、5カ月ぶりに販売再開

» 2007年09月10日 15時41分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 PASMO協議会は9月10日、FeliCaを利用した交通乗車券「PASMO」の発売を再開した。一部販売を制限している駅はあるが、これまでPASMO定期券を販売していた駅であれば、記名PASMO・無記名PASMOを購入できる。

予想外の売れ行きで販売停止に

東京メトロのICカード自動販売機。本日より、記名PASMO、無記名PASMOを購入できるようになった

 PASMOは2007年3月18日に販売を開始したが、用意していた400万枚のうち300万枚を1カ月弱で売り上げるなど“予想外”の人気を博した。PASMO協議会はカードが不足する事態を避けるため、追加発注分が確保できるまでPASMOの販売を一時的に中断することを決定。記名PASMO・無記名PASMOの販売を4月11日に、オートチャージ機能付きPASMO※の申し込みを4月13日に停止した(PASMO定期券は販売を続けていた)。

※オートチャージ機能付きPASMO…一定の残高よりチャージ額が少なくなると、自動的に入金できるPASMO。クレジットカードとひも付けることで実現しており、指定のクレジットカードが必要。

 10日から販売を再開したのは、記名PASMOと無記名PASMO。オートチャージ機能付きPASMOの申し込みは、9月29日から受付を再開する。PASMO協議会では、追加発注分を合わせ、11月までに約1000万枚、2008年度末までに約1500万枚を確保する予定だという。

 PASMOはJR東日本が発行する「Suica」と相互利用でき、首都圏のJR、私鉄各社、バスの乗車券として使える。PASMO加盟店だけでなく、Suica電子マネーを導入している店舗でも、PASMOを電子マネーとして利用できる。PASMOの発行枚数は、8月31日現在約452万枚となっている(8月23日の記事参照)

PASMOとSuicaが利用できるエリア

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