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Windows Messengerワーム、日本でも感染報告

» 2007年09月11日 09時45分 公開
[ITmedia]

 Microsoftのインスタントメッセージング(IM)ソフト「Windows Live Messenger」を使ったウイルスの感染が、日本でも報告されている。セキュリティ企業FaceTime Communicationsがブログで伝えた。

 同社のSpyweareGuideブログによれば、このウイルスは感染すると、Windows Live Messengerの全コンタクトにあてて、英語で「この子誰? あなたのことが好きだって」「彼女がこんな写真を撮るなんて信じられない」などのメッセージを送りつけ、リンクをクリックするよう仕向ける。

画像 Live Messengerに流れるつり文句(FaceTimeより)
画像 zipファイルを開くとCPU使用率が100%になる(FaceTimeより)

 リンク先のファイルは「TanyaBabe.zip」という名称が付いているが、実際には悪質な実行可能ファイルになっており、実行するとCPUの使用率が100%になってしまう。

 感染数は今のところ少ないようだが、日本とシンガポールのフォーラムユーザーを中心に感染が報告されているという。

 偽のzipファイルを使ったMSN Messengerワームについては、先にSymantecやTrend Microなどの各社も報告している。

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