富士通コンポーネントとワコムは9月11日、PCから最大300メートル離れた地点からでも、液晶ペンタブレットで手書き入力できる仕組みを開発し、9月下旬に発売すると発表した。PCをセキュリティエリアで集中管理し、操作担当者が遠隔地から入力する――などといった利用法を想定する。
PCやサーバ、ワークステーションと、ワコムの液晶ペンタブレットの間に、富士通コンポーネントが開発したケーブル接続型の遠隔ユニット「Cat5エクステンダー」を設置。一般のケーブルで接続した場合は正常に動作しなくなるほど遠い場所からでも、安定して入力できるとしている。
セキュリティエリアでPCを集中管理し、遠隔地から操作したり、放送現場に置いたPC内の撮影データを遠隔地のスタジオで編集したり、ほこりやごみが入りやすいためPCを置けない工場からオフィスのPCを利用する――といったケースを想定している。
価格は20万円から。年間1000システムの販売を見込む。
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