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SAP、Business Objectsを友好的買収へ

» 2007年10月08日 08時56分 公開
[ITmedia]

 独SAPと仏Business Objectsは10月7日、SAPがBusiness Objectsを買収する提案を行ったと発表した。SAPは1株当たり42ユーロでの取引を提案し、買収金額は48億ユーロを若干上回る。Business Objectsの取締役会はこの提案を承認しており、規制当局の認可を待って株主への推奨を行う予定。

 Business Objectsはビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアのパイオニア的存在で、ユーザー企業は約4万4000社。

 買収取引は2008年第1四半期に完了する見込み。Business Objectsは独立した企業として運営されるが、経営陣、リソースは共有していく。Business Objectsのジョン・シュワルツCEOは買収完了後もCEO職を続ける。

 SAPのヘニング・カガーマンCEOはこの買収提案について「Business Objectsユーザーに次世代アプリケーションを提供することに強くコミットしていく。SAPとBusiness Objectsそれぞれの得意な領域を組み合わせることは、両社の現在そしてこれからの顧客、パートナー、従業員、株主にとって利益になる。SAP GroupにBusiness Objectsを迎え入れることをうれしく思っている」と述べている。

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