経営再建中の三洋電機は10月17日、半導体事業は独自で再建すると発表した。買収ファンドのアドバンテッジパートナーズと売却交渉を続けてきたが、金額などで折り合わず、売却を断念した。
米国のサブプライムローン問題の影響でアドバンテッジの資金調達が難航し、三洋が見込んでいた価格での売却が難しくなったとみられる。
三洋電機広報ユニットは「半導体事業は06年度は営業黒字に転じ、07年度も黒字を見込んでいる。財務状況も健全化してきているため、独自で再建していけると判断した」としている。事業再建の詳細については今後発表する。
三洋は経営再建に向けた事業整理を進めており、06年に半導体事業を分社化。10月11日には、携帯電話事業を京セラに売却すると発表した。
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