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» 2007年10月29日 11時17分 UPDATE

GoogleのPageRank急落でブロガー騒然

GoogleはPageRankアルゴリズムを調整したことを認めていないが、有名サイトのPageRankスコアが突然低下した。

[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 先週、多数の有名サイトの評価スコアが急落したことを受け、GoogleがPageRankアルゴリズムを調整したのではないかとブロガーの間で騒ぎになった。

 GoogleはPageRank(PR)を調整したことを認めていない。PRはGoogle Toolbarに表示されるスコアで、Webページに対して張られたリンクの数に基づいて、そのページと特定の検索クエリーとの関連度を評価するGoogleのシステム。

 検索関連情報サイトの1つSearch Engine Landがこれに気づき、10月24日にForbes.com、WashintonPost.com、SFGate.com、SunTimes.com、Engadget.comのスコアがPR7からPR5に下がったことを指摘した。

 PRスコアはWebページの検索結果順位を決める要因であり、世界中の広告主につながるAdSenseネットワークの参加サイトに幾らの広告料を支払うかを決める要因でもある。スコアが低くなれば広告料金に影響し、GoogleがこれらWebサイトの運営者に分配する金額も変わる。

 これは多くのWebサイトオーナーにとって重要なものであり、中には、金を払って外部からリンクしてもらうことでこのシステムを出し抜こうとしている者もいるかもしれないとForrester Researchのアナリスト、シャーリーン・リィ氏は言う。

 「わたしはある養豚場のサイトにリンクを張るかもしれない。養豚場と何も関係なくても、報酬をくれるからという理由でそうする」とリィ氏は、トラフィックを集めようとするサイト運営者のこの上ない好例を挙げて語った。

 Googleには、このシステムを利用して関連度を高めようとするWebサイトオーナーを除外するための技術を作る権利があると同氏は付け加えた。

 ブロガーは、ブログネットワークの中で大量に相互リンクを張る有料リンクやその他の手法が、今回のPR下落の原因ではないかと考えているが、何がGoogleのWebマスターガイドラインに抵触するのかは誰もはっきりとは知らない。

 Googleは先週PRアルゴリズムを変更したことは認めていないが、同社広報担当者のコメントは、その可能性がないわけではないことを示唆している。

 「Google Toolbarに表示されるスコアはいろいろな理由で変動する可能性がある。当社がWebをクロールし、インデックス化する方法の変更や、Webサイト自体のリンク構造の変化などもそうした理由の一部だ」と広報担当者はeWEEKに語った。

 この担当者によると、Googleは、サイトへのフォワードリンクについての見解に加え、バックリンクについての見解も反映させるためにGoogle ToolbarのPR表示を更新するかもしれないという。

 Webサイトオーナーはその点を見落としていると、ステファン・アーノルド氏は言う。同氏は4年前から、Googleなどの検索エンジンの仕組みへの理解を深めるために技術文書を調査している。

 同氏は、Googleの人間がWebサイトを意図的に妨害しようとすることはないとし、今回のPRの変更は単に、Googleが乱用を特定するために採用しているセマンティックWeb技術の成熟を反映したものだと指摘している。

 「明らかに、このアルゴリズムは完全ではないため、何も不正をしていないのに影響を受けたと思っているまともなサイトもある。実際のところ、こうしたサイトを運営している人々は、自分たちがGoogleよりも多くのことを知っていると思っているが、Googleが問題の兆候をどのように探しているのかを理解せずにサイトを構築している」(同氏)

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