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防衛省がガンダム開発中?

» 2007年10月29日 21時05分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先々週に引き続き、先週も「消えた初音ミク」関連の記事がよく読まれた。記者のデフォルトの検索エンジンはGoogleだったが、この騒動が起きてからは、画像検索時にはMSN Live Searchも確認するようになった。検索エンジンが1社独占市場でなくて良かったなぁ、と今改めて思っている。

 3位には内閣府が行った「有害情報に関する特別世論調査」に関する記事が入った。この調査では「実在しない子どもに対する性行為などを描いた漫画・イラストを規制すべき」「インターネット上の有害情報を規制すべき」「児童ポルノの単純所持を規制すべき」などという設問について、それぞれ約8割の人が賛成している。

 しかしこういった内容で「規制すべきか」を問うことに、どれほどの意味があるのだろうか。正面から問われて「規制すべきでない」と答える人はほとんどいないだろうし、そもそも「有害」の定義も謎。結果ありきのお粗末な調査と感じた。

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 さて、先週末からネット上で「防衛省がガンダムを開発している」という噂が流れている。11月7日、8日に開かれる「防衛技術シンポジウム2007」展示セッションのプログラムに、「ガンダムの実現に向けて」(先進個人装備システム)と書いてあったためだ。

 しかし「個人装備システム」とガンダムはどう結びつくのだろうか。モビルスーツのように2足歩行の巨大ロボを想定してもいいのか、いや、むしろ「機動警察パトレイバー」のイングラムのようなものなのか。さすがにそれは無茶だとしたら、ノーマルスーツのようなものなのか。

 気になったので、主催している防衛技術研究本部に電話で聞いてみたところ、やはり、ロボットのようなものではないらしい。直接の担当者ではないので詳細までは分からないとのことだが「『GPSなど先進的な機器を装備する個人用の最新の装具のことを、キャッチーに『ガンダムに向けて』と表現したのでは」との回答。防衛省唯一の公式雑誌「MAMOR」でもそういった特集が組まれていた(MAMOR4月号の表紙画像参照)。

 ともかく、防衛省の公式イベントにも「ガンダム」の文字が躍るとは、面白い時代になったものだなぁ。

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