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» 2007年11月28日 14時56分 UPDATE

ノートPC出荷台数はいつデスクトップを超えるのか

「ノートPCの出荷台数がデスクトップPCを超える」ことは確実なようだが、それがいつになるのかはアナリストの間でも予測がまちまちだ。

[Scott Ferguson,eWEEK]
eWEEK

 ノートPCの出荷台数がデスクトップPCを超えるかどうかについて、ほとんどのITアナリストは意見が一致している――もはや問題は「超えるかどうか」ではなく、「いつ超えるか」だ。

 その逆転の時期に関して、正確な年や四半期はアナリストによって予想が異なっているが、コンシューマーと企業ユーザーのコンピューティングへの考え方が大きく変わったことを示すものになるという点では同じ意見だ。

 主要ベンダー――Hewlett-Packard(HP)、Dell、Lenovo、Acer、東芝、Apple――は、技術やスタイル、使い勝手を強調して、この新しい市場のニーズに応える戦略に移行し始めている。

 「これまでにかなりドラスティックな動きが起きている。現在出回っているタイプのフォームファクターにそれが見られる」とノートPC市場の動向を追うIDCのアナリスト、リチャード・シム氏は語る。

 「非常に多様な製品が出回っている。従来より小型のノートPC、タブレット型、13〜14インチ(ディスプレイ)のポータブルPC、14〜15インチのノートPCなど幅広いフォームファクターがある。メーカーは多くのことに取り組んでおり、デザインの観点から見ると、ずっと柔軟になってきている」(同氏)

 ノートPCの逆転に関して、Gartnerは、少なくとも北米市場では既にシフトが起きていると考えてきた。2007年第3四半期に、ノートPCの出荷台数は市場の52%を占め、一方デスクトップPCは48%だったと、同社のアナリスト、北川美佳子氏は報告している。

 北米市場では、コンシューマー分野が売り上げのほとんどをけん引していると北川氏は語り、第4四半期は年末商戦の影響でデスクトップPCとノートPCのギャップが広がると予測している。2008年にもすべてのノートPCの価格が下がり続ける見通しだが、法人市場では価格の変動はそれほどないだろう。

 「法人市場はコンシューマーほど価格に敏感でない。IT部門がハードを購入するときにはほかにも多くの検討事項があるため、必ずしも最安が求められるわけではない」(同氏)

 これに対し、IDCはもっと保守的な見通しを示している。同社は、米国のノートPC出荷台数は2007年の第3四半期も第4四半期も(市場の)約49%にとどまるだろうと考えている。2008年末までにはこの数字は変わるはずで、ノートPCは米国PC出荷台数の約54.6%を占め、デスクトップPCは45.4%程度になるだろう。

 この数字を見て、シム氏は2007年第4四半期の年末商戦が予測より好調なら、ノートPCがデスクトップPCを追い抜くかもしれないが、ノートPCが逆転するのは2008年の第1〜第2四半期になりそうだと語る。

 Windows Vista搭載PCを買うか、Windows XPマシンを使い続けるかという議論は重要だが、シム氏は、ほとんどのユーザーは無線LAN機能やバッテリー駆動時間などほかのことを気にしていると指摘する。

 北米市場でノートPCの逆転が起きるのは意外なことではないが、IDCもGartnerも、中国、東欧、インドなどの新興市場は成熟市場との差を急速に縮めていることに気づいている。2009年後半には世界市場が米国市場に追いつき、ノートPCの出荷台数がデスクトップPCを超えるだろうとシム氏は言う。Gartnerの調査では、逆転は2010年近くに起きる見込みだ。

 「世界規模では、予想よりもずっと速いスピードで物事が変化してきた。それは、一部ではASP(平均販売価格)が急速に下落し、米ドルよりも価値の高い外貨がたくさんあることと関係している」(同氏)

 ノートPCが新たに注目されていることのプラス面としては、HP、Dell、Lenovoなどのベンダーがデスクトップマシンの重要性を保つために、ポートフォリオを作り変えていることがある。これまでとは違って、ベンダーはノートPCに向けているのと同様の配慮を持ってデスクトップPCを設計するようになっている。

 「デスクトップPCは以前よりもずっと小さく、スタイリッシュになっており、今もノートPCと比べて性能面のアドバンテージを提供している」(シム氏)

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