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Flash PlayerがH.264に正式対応

» 2007年12月04日 17時04分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは12月4日、「Flash Player 9」をH.264に対応させるアップデートをリリースした。

 このアップデートは、コードネームで「Moviestar」と呼ばれていたもの。ビデオ圧縮規格H.264のサポートのほか、High Efficiency AAC(HE-AAC)サポート、ハードウェアアクセラレーション、主要OS・ブラウザでの高解像度ビデオのフルスクリーン再生機能なども提供する。

 Flash Player 9の最新アップデートはAdobeのサイトからダウンロードできる。

 またAdobeはこの日、メディアサーバソフト「Adobe Flash Media Server 3」ファミリーも発表した。ビデオのライブ配信やストリーミング配信のための「Adobe Flash Media Streaming Server 3」とカスタマイズされたビデオストリーミングサービスやマルチウェイソーシャルメディアアプリケーション向けの「Adobe Flash Media Interactive Server 3」がある。いずれもサーバ当たりのストリーミング量が従来の2倍になっており、H.264、HE-AACをサポートする。携帯向けの「Adobe Flash Lite 3」への録画済みビデオあるいはライブビデオのストリーミングにも対応する。

 Flash Player 9とFlash Media Server 3を組み合わせることで、高精細ビデオをオンラインで配信できるとAdobeは発表文で述べている。

 Flash Media Server 3は2008年1月に発売予定。Flash Media Interactive Server 3は4500ドルで、Flash Media Streaming Server 3はシングルサーバで995ドル。

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