Google、2008年に新Webサイト作成ツール発表か?
米Googleの広報担当者は、同社が買収したJotSpot資産のGoogle Apps製品ラインへの統合について固く口を閉ざしてきたが、あるGoogleウォッチャーがスクープをものにした。
検索エンジンマーケティングを手掛けるアンドルー・ミラー氏によると、Google Page Creatorを拡張した「Google Sites」が2008年にリリースされ、このアプリケーションでJotSpotのコラボレーションソフトの機能が提供される。同氏はGoogleと企業支援団体の米Ann Arbor Chamber of Commerceが11月29日に開催したミーティングで、この計画の詳細情報を入手した。
企業はGoogle Sitesにより、複数のユーザーが共同で作業できるイントラネットやプロジェクト管理サイト、顧客向けエクストラネット、カスタムサイトを立ち上げることができると、ミラー氏は述べた。元JotSpotの製品開発担当副社長で、現在はGoogleのプロダクトマネジャーを務めるスコット・ジョンストン氏が、このミーティングでそう説明したという。
Googleは相変わらずこの件について沈黙している。Googleが2006年10月にJotSpotを買収して以来、JotSpot資産の統合は、常にメディアやオンラインコラボレーション専門家の関心の的となってきた。
広報担当者は12月3日、eWEEKの取材に対し、「Googleは、JotSpotの技術をGoogle Appsに統合することに取り組んでいる」と従来の説明を繰り返した。だが、取り組みの詳細や成果のリリース時期は明らかにしなかった。
注目されるのは、ユーザーがSitesでドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションをオフライン編集できるようになることだ。これは、こうした機能を実現するGoogle Gearsプラグインのおかげだ。
Sitesでは、ユーザーがオフラインでドキュメントを編集しているときに、別のユーザーがそのオンライン版を同時に編集していると、同時並行の編集作業を時系列で調整するアルゴリズムが、オフライン版がオンライン版にマージされる際に適用される。
Webベースのアプリケーションは、Microsoft Officeのようなダウンロード可能なオフィスソフトに代わる選択肢として利用されている。データをオンラインで保存でき、添付ファイルを送信する必要がないからだ。
しかし、こうしたアプリケーションの難点の1つとして、オンラインワークスペースにアクセスするにはインターネットに接続しなければならないことが挙げられる。モバイルユーザーはいつでもどこでも(特に航空機内などで)自分のドキュメントデータにアクセスできることを望んでおり、ユーザーがオフラインでドキュメントを扱えるようにすることは、Webベースアプリケーションのベンダーにとって急務となっている。
InstaCollは、Microsoft OfficeやGoogle Appsの対抗馬として11月20日にリリースした「Live Documents」で、オフラインアクセスを目玉にしている。AdventNetのWebベースワープロ「Zoho Writer」も、11月26日からオフラインでのドキュメント閲覧・編集が可能になっている。
また、ミラー氏は、GoogleとAnn Arbor Chamber of Commerceが開催したミーティングでジョンストン氏から、「Sitesでは、任意のタイプのファイルをアップロードして保存できる」「GmailとGoogle Calendarで、Google Gearsをサポートする機能の開発が行われている」「Googleは、GrandCentralのVoIP技術をGoogle Appsに取り込む作業を進めている」という説明があったと述べている。
ミラー氏は、自身のビジネスブログ「Your Search Advisor」に掲載したこのミーティングに関する投稿で、ジョンストン氏が行ったプレゼンテーションについて詳しく報告している。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Gmail、他社メアドを送信元にできる機能を廃止へ
-
2
個人開発「家系ラーメンマニア」で利用者急増 対応追いつかず一部停止 「より信頼していただけるアプリに」
-
3
「プチプチ」の川上産業、「プチプチ株式会社」に社名変更 創業58年で
-
4
「ChatGPT」のデフォルトモデル、PlusとProは「Sol」に、無料版は「Luna」でテキストチャット無制限に
-
5
熊本地震で地面がずれた場所、35kmの線状に 衛星データで「変位境界」を判読 国土地理院
-
6
ワークマン、実は画像生成AIを導入していた 間に合わない商品撮影を代替 アプリ通知開封も1.5倍
-
7
東大、60代教授を懲戒処分 サイトのHTMLソースに“不適切な言葉” 「六四天安門」問題が理由と毎日報道
-
8
「うんこ移植」でピーナツアレルギー改善、15人中6人が数粒食べられるように ヒトの実証は初 Science系列誌掲載
-
9
「高学力=ストレスに耐えられる」ではない 秀才が苦しむ一方、収入・満足度が高いのは…… 医学生・医師1000人超を分析
-
10
写真加工アプリ「SNOW」にステマで措置命令 報酬付きでX投稿依頼、広告表示なし 消費者庁
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR