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» 2007年12月13日 17時23分 UPDATE

お題に沿って一言どうぞ――“はてな俳句”はTwitter風 (1/2)

「俳句の現代版のようになれば」――はてなが新サービス「はてなハイク」を公開した。Twitterのように一言コメントを更新するサービスだが、お題(タイトル)を付けられるのが特徴。お題にみんなで答えたり、テーマ別掲示板のように使って盛り上がれる。

[岡田有花,ITmedia]
画像 トップページ

 はてなは12月13日、新サービス「はてなハイク」β版を、ユーザー100人限定で日米同時公開した。一言コメントを次々に更新するTwitter風サービスだが、コメントにお題(タイトル)を付けられるのが特徴。同じお題にみんなで答えたり、同じものに対して感想を言い合うなどして交流できる。「ブログよりも気軽に書き込んでもらえれば」と近藤淳也社長は期待する。

 トップページには、タイトル入力フォームと本文入力フォームをそれぞれ設置。タイトルと、そのタイトルに関する短いテキストを自由に投稿できる。タイトルをクリックすれば、同じタイトルの書き込みを一覧表示。同じ“お題”で書き込んだユーザー同士で交流できる。

 タイトルには、テキストのほかURL、Amazon.co.jp商品のASINコード、はてなIDを設定することもでき、サイトやAmazonの商品、特定のはてなユーザーをテーマにした議論もできる。本文に画像を貼り付ける機能や、お絵描きツールを装備し、マウスで絵を描くこともできる。描いた絵は「はてなフォトライフ」に保存される。

 例えば、「昼ご飯」というタイトルで「生姜焼き食べた」と書き込んだり、ご飯の写真を投稿して生活を記録するミニブログとして利用できるほか、「昼ご飯」というタイトルに対して他ユーザーが「生姜焼きおいしそう。おれも食べたい」などと書き込めば対話が生まれる。「俳句を作ってみよう」「犬を描いてみよう」というタイトルで“お題”を設定すれば、みんなで答えを出し合える。URLならWebページの感想を言い合うことができ、ASINなら商品画像付きで商品について話し合える。


画像 テーマごとに交流できる
画像 お絵描き機能も

 はてなダイアリーキーワードと連動する機能も。本文欄の特定のキーワードを[[ ]]で囲むと、そのキーワードページへのリンクが貼り付けられる。

 書き込みにレスを付けたり、はてなスターを付ける機能を装備した。1カ月以内にスターを付け合ったユーザー同士は「following」と登録され、お互いの更新情報をマイページで確認可能だ。「GoogleTalk」と連携。GoogleTalkから投稿したり、気になるタイトルについての更新情報を受け取ったりできる。

 閲覧は誰でもできるが、書き込みは登録ユーザー限定。まずは先着限定100人にβ公開し、順次ユーザー数を拡大する。オープンから2週間程度で、誰でも参加できる状態にしたいという。

「現代版俳句」に

 ハイク(俳句)という名前だが、5・7・5で入力する必要はない。お題に対して短い言葉でちょっと面白いことを言う――そんな考え方が俳句に似ている、と名づけた。ネット上で書かれる、国境を越えた“現代版俳句”のようなサービスになればいいなと思う。

 近藤社長によると、発想は「はてなダイアリーキーワード」の新機能を考える中で生まれた。はてなダイアリーキーワードは、キーワードの意味をユーザーが無記名で登録し、Wikiのように共同編集していく仕組みだが、これを記名で登録できるようにすれば面白いコンテンツが生まれるのでは――と考えた。

 「はてなダイアリーキーワードには『うまいこというなぁ』と思うような内容がある。例えば『未来』の説明に『ドラえもんの故郷』『未だ来ず』と書かれていたりとか。そういうウィットの効いた内容を書いてもらうには、今の共同編集の形では難しいと思った」

 Twitterも意識したが、タイトルも入力する必要があるのが大きな違いだ。テーマを与えてやることで、書きやすくなるのでは――という思いがあった。

 「Twitterは人に対して直接的。『ぼくはこうである』と自己主張し、友人を直接『follow』して更新情報を受け取る。常に人に対してのやりとりだが、それでは書き続けるのが難しいのではと思う。みんなが集まれるテーブルのようなものがあるといいんじゃないか」

 まずは100人限定でβ公開。「最初の100人はテスターさんのような位置付け。意見をどんどん寄せてほしいし、寄せられた意見は全部読み、サービス改善につなげていく」。数日単位で公開範囲を広げていき、2週間ほどで全はてなユーザーに公開する予定だ。

 3カ月で1万ユーザー獲得が目標。最終的には「はてな全体で1000万ユーザー」という目的に近づければいいと思う。

 「使ってくれる人だけでなく、見に来てくれる人も大事」といい、当初はプライベートモードを作らず、全書き込みが公開されるようにする。「第三者が見て面白いと思ってもらえるような、見てくれる人にとって価値のあるコンテンツを出せれば」

 近藤社長を中心に、日米のHatenaスタッフが共同で、2週間ほどかけて開発。日本版と英語版を同時公開する。まだ数千人という米国ユーザー拡大のきっかけにもしたいという。

 「短文でやりとりするサービスは特に、グローバル展開に向いているのでは。SNSやブログは、日本なら日本のサービスが使われるが、ソーシャルブックマークは日本でも日米両方のサービスが使われ、ミニブログはTwitterという米国のサービスばかり使われている」

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