米AT&Tは3月5日、国際的なネットワーク増強のため、2008年に10億ドルを投資する計画を発表した。この額は前年比33%増、2006年の2倍以上に相当する大規模なものだという。
同社は、今回の投資計画を「企業が扱うデータや音声、動画トラフィックの爆発的な増加に伴う、IPネットワークやサービスへの需要」に対処するものだとしている。同社では2007年第4四半期(10〜12月期)に、前年同期比でホスティング収入が19%、企業IPデータサービスは20.9%、VPN収入が31%増えている。
計画には、日本やアジアへの海底光ファイバーケーブルの新設や、欧州、アジア、米国でのMPLS(Multi Protocol Label Switching)コアルータの新規導入、日本を含む各国でのMPLSベースのIPネットワークアクセスノード新設が含まれる。また、インドや東欧、南米といった新興国へのネットワーク拡張や、世界各国での仮想プライベートLANサービス展開によるイーサネット対応強化、データセンターのホスティング容量の増強なども予定されている。
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