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シェークスピア作品の「4つ折り本」、オンライン公開へ

» 2008年03月27日 08時38分 公開
[ITmedia]
1604年に出版された「ハムレット」の4つ折り本

 米フォルジャー・シェークスピア図書館と英オックスフォード大学が中心となり、シェークスピア作品のデジタル化とオンライン公開を目指すプロジェクト「Shakespeare Quartos Archive」の立ち上げが、3月26日に発表された。同プロジェクトは英米両国の協力による5つのデジタル化プロジェクトの1つで、全米人文科学基金(NEH)と英情報システム合同委員会(JISC)からの助成金供与が決定している。

 プロジェクトは2008年4月からスタートし、期間は1年間。1641年以前に4つ折り本として出版された、シェークスピアの75戯曲すべてをデジタル化し、Webサイトで無料公開する。テキスト画像のオーバーレイや比較、テキスト検索、タグ付けなど、さまざまなインタラクティブ機能も提供されるという。

 初期に出版された4つ折り本は、シェークスピアが実際にどんな内容の戯曲を書いたのか、当時の英国の舞台でどのように上演されたのかを伝える貴重な資料だ。4つ折り本への関心は非常に高いものの、古く損傷しやすいために、研究者の目に触れる機会は非常に少なかった。

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