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Dell、合理化でテキサスのPC工場閉鎖へ

» 2008年04月01日 12時28分 公開
[ITmedia]

 米Dellは3月31日、先に発表した事業合理化計画の詳細を明らかにした。デスクトップPC工場の閉鎖などが含まれる。

 Dellは事業を合理化し、収益性を改善するための施策の一環として製造・物流ネットワークを見直し、テキサス州オースティンのデスクトップPC製造施設を閉鎖する。さらに製造、設計、物流などあらゆる分野において製品コスト引き下げを目指す。効果は2009年度(2009年1月末日締め)後半に現れ始め、向こう3年間、年間およそ30億ドルのコスト削減が見込めるという。

 さらに同社は、Dell製品購入者への融資を行うDell Financial Services部門についても戦略的な見直しを行っている。対象は主に消費者および中小企業向けのファイナンス事業だが、法人向け事業も見直し対象となる可能性がある。

 Dellは既に8800人以上の従業員を削減する計画を発表しており、2008年度の最後の9カ月間で3200人を削減したという。

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