米Googleは4月16日、Web解析ソフト「Urchin 6」の正式版をリリースした。当面は英語版のみの提供となるが、ほかの言語にも近く対応する予定という。
UrchinはWeb解析ツール「Google Analytics」の基盤となっているが、Google AnalyticsがGoogleがホスティングする無料サービスであるのに対し、Urchinは企業のサーバにインストールして使う有償のWeb解析ソフトだ。Googleは2005年3月にUrchin Softwareを買収し、買収後初の製品である「Urchin 6」のβ版を2007年10月にリリースしていた。
Googleでは、大半のユーザーは「マーケティング指向のリポート機能がUrchinより高度な」Google Analyticsで事足りるだろうが、ファイアウォール内のコンテンツ解析やCRMシステムと連係したリポートの作成などを目的とする場合はUrchin 6が適しているとしている。
Urchin 6のライセンス料は2995ドル。Urchin 5購入ユーザーがアップグレードを希望する場合、Urchin 5の購入価格分が割り引きとなる。またUrchin 5では個別に販売していた複数のコンポーネントをUrchin 6ではすべて統合し、均一価格とすることも明らかにした。Windows、Linux、FreeBSDで動作し、ApacheとIISをサポートする。
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