米Googleと米Facebookが、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の友人リスト、個人のプロフィール情報などを、外部のサイトでも安全に利用可能な、いわゆるデータポータビリティを実現するサービス「Google Friend Connect」「Facebook Connect」をそれぞれ発表した。
Googleの5月12日の発表によると、Google Friend Connectを導入すると、Webサイトオーナーはスニペット(目的別に用意された短いコード)を追加するだけで、ユーザー登録、招待、メンバーギャラリー、メッセージ投稿、レビューなどのSNS機能や、OpenSocial開発者コミュニティーが開発したアプリケーションをWebサイトに簡単に組み込むことができるという。
Friend Connectを導入したWebサイトを訪れたユーザーは、OpenID、OAuth、OpenSocialなどによる認証でログインし、自分のSNSの友人をそのサイトに招待したり、コメントを送ることができる。現在、Facebook、Google Talk、hi5、orkut、PlaxoなどのSNSの友人リストを、Google Friend Connectによってほかのサイトでもそのまま利用できるとしている。
Facebookが5月9日に発表したFacebook Connectも、Webサイトにデータポータビリティ機能を持たせるサードパーティー向けのAPI。このAPIによりサードパーティーのWebサイトは、FacebookアカウントによるログインなどのFacebook機能を提供できるようになる。
Facebook Connectを導入したWebサイトにFacebookアカウントでログインしたユーザーは、そのWebサイトでも自分の友人リストやプロフィール、プライバシー情報などを含むデータを利用できる。
なおFacebookは、今後数週間以内にFacebook Connectを一般公開するとしている。
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