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» 2008年06月06日 09時07分 UPDATE

Yahoo!からアイカーン氏への書簡――「MSはYahoo!全社買収に興味なし」

ボストック会長は、アイカーン氏がYahoo!の退職金プランについて誤解していると反論。またMicrosoftがYahoo!全体を買収することはないとしている。

[ITmedia]

 米Yahoo!は6月4日、同日付で受け取った著名投資カール・アイカーン氏の書簡への返信を公開した。アイカーン氏はこの書簡で、Yahoo!が導入した従業員維持プランがMicrosoftによる買収再提案の障害になっていると強く批判し、同プランの撤廃を求めた。

 Yahoo!のロイ・ボストック会長はアイカーン氏あての公開書簡で、アイカーン氏はYahoo!の従業員維持プランを大きく曲解していると反論するとともに、氏が期待するようにMicrosoftが同社全体の買収交渉を再開することはないと述べている。

 アイカーン氏はYahoo!の従業員維持プランは「ポイズンピル」であるとし、各従業員に「買収後2年の間、いつでも仕事を辞め、相当額の退職金を手にする権利を与えるもの」と断定。これに対しボストック会長は、退職金を受け取るには、「指導部の変更」があり、かつ従業員が「不当解雇」または「正当な理由」で退職した場合に限るとの条件があると強調しており、単に退職してもプランで提示された退職金は出ないと反論した。

 またYahoo!が2007年にMicrosoftによる140ドルの買収提案を拒否し、2008年の1株33ドルの買収提案を「ぶち壊した」というアイカーン氏の追及については、「明らかに事実ではない」と否定。Microsoftとは数カ月に及ぶ話し合いを続けた結果、Microsoftが買収を撤回するという結論に至ったと強調した。

 Microsoftによる買収再開については、アイカーン氏はMicrosoftがYahoo!全体の買収交渉再開に期待を抱いているようだが、MicrosoftはYahoo!のすべてを買収することには興味を持っていないだろうと述べた。

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