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「中の人」による職場評価が見られる就職情報サイト

» 2008年06月12日 09時33分 公開
[ITmedia]

 新興企業の米Glassdoorが6月11日、従業員が匿名で提供する、職場や給与に関するリアルな情報が無料で閲覧できるサイト「Glassdoor.com」のパブリックβ版を立ち上げた。

 サイトに登録し、自分が現在働いている職場、または過去3年以内に勤めた経験がある職場について、環境や給与の情報を提供すれば、ほかのユーザーが提供した企業情報を無料で閲覧できる。

 各ユーザーは、自分の職場の長所と短所、管理部門への提言や、自分の給与、企業文化、従業員のモラル、管理部門の指導力、CEO評価などさまざまな職場情報の提供を求められる。また給与についても総額だけでなく、ボーナスや福利厚生など詳細にわたる情報を提供する必要があるという。

google Googleの職場情報

 ユーザーの個人情報は公開されないが、登録や情報提供を行う際には、メールアドレスの確認が行われる。また提供された情報はGlassdoorのチェックを経て公開される。

 昨年創業のGlassdoorは過去数カ月間にわたり、シリコンバレーのハイテク企業とニューヨークの金融サービス企業を中心に職場情報や給与情報を収集し、現在までに250社以上、約3300件の情報をまとめたという。同社はサンプルとして、Cisco、Google、Microsoft、Yahoo!の4社のデータを、未登録のユーザーにも公開している。

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