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不審な音をキャッチして自動通報する監視カメラが登場

» 2008年06月26日 08時16分 公開
[ITmedia]

 英ポーツマス大学は6月23日、ガラスが割れる音や人間の叫び声など、不審な物音を感知する監視カメラの開発を進めていることを明らかにした。

 同大学のInstitute of Industrial Researchは既に、視覚面で細かな犯罪の兆しを探知できる監視カメラ用人工知能ソフトウェアを開発している。例えばショッピングモールの監視カメラに映った人間が急に走り出すなど不審な行動を取った場合、即座に通報することができるという。

 ポーツマス大学はこの人工知能ソフトを利用して、音を学習し、反応できるソフトウェアを開発する3年計画のプロジェクトに取り組んでいる。叫び声や不審な物音を感知すると、音のした方向にカメラが自動的に向きを変え、異常があったことを伝えるという。人工知能ソフトには、ファジー論理が採用されている。

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