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ゲームを狙うトロイの木馬が勢力拡大――6月のマルウェアランキング日本でも猛威

» 2008年07月02日 08時02分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米Fortinetは7月1日、2008年6月のマルウェアトップ10を発表した。4月から5月にかけてやや減少傾向を見せていたオンラインゲームを標的とするマルウェアが勢力を盛り返し、ターゲットをアジアから欧州や米国にまで拡大しているという。

 このデータは同社のセキュリティシステム「FortiGate」を通じて収集した。オンラインゲームを狙ったマルウェアは、6月に報告されたマルウェア全体の35%を占め、トップ10ランキングでも2位と4位に入った。

 オンラインゲームを狙ったトロイの木馬の標的を国別に見ると、中国(36.5%)を筆頭に台湾(31.1%)、トルコ(15.4%)、米国(7.4%)、日本(4.3%)の順だった。

 一方、3位に入った常駐型ファイル感染ウイルスの「Virut.A」は5カ月連続で上位5位内にとどまっており、6月はさらに勢力を強めた。日本と韓国で猛威を振るっているという。

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