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» 2008年07月04日 12時57分 UPDATE

新たなビジネスモデルで売り上げ増やす英レコード業界

CD売り上げが減少する中、英音楽業界は新たなビジネスモデルを見出しつつあるようだ。

[ITmedia]

 英国レコード協会(BPI)は6月30日、同国のレコード会社は2007年に、音楽販売以外の新たなビジネスモデルで売り上げを拡大したと発表した。

 2007年に英レコード会社が、楽曲ライセンスなど音楽の直接販売以外のビジネスから得た売り上げは、前年比13.8%増の約1億2200万ポンドに上った。レコード会社の売り上げ全体の11.4%を占めるという(いずれも英国内での売り上げ。輸出分は含まない)。

 レコード会社は、小売業者を通した楽曲の販売(ダウンロード販売含む)、第三者への楽曲ライセンス、録音物の著作権以外のアーティストとの契約から売り上げを得ている。このうち、楽曲販売以外の事業からの売り上げが大きくなり始めているとBPIは述べている。楽曲のCM、映画、ビデオゲームでの利用に関するライセンス収入は前年比で20.1%増え、グッズやツアー、スポンサー契約などを含むアーティストとの多角的権利契約(「360度契約」とも呼ばれる)の売り上げは16.2%増えた。

 デジタル音楽販売も好調で、売り上げ上位20位のシングルのうち、デジタルフォーマットのものが約85%を占めた。デジタル楽曲がレコード会社の売り上げに占める割合は8.6%だった。またデジタル楽曲ライセンス事業では、オンデマンドストリーミングサービス(広告付きサービスも含む)からの売り上げが55.7%増えた。

 「消費パターンの変化に伴い、音楽会社は音楽への投資を回収する新たな方法を見つけつつある。各社は新しい技術を使って新たなリスナーを見つけ、消費者にさらなる選択肢を提供している」とBPIのジェフ・テイラーCEOは述べている。

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