米ニューヨーク南部連邦地裁は7月14日、米Tiffanyが2007年に米eBayを相手取って起こした偽ブランド品販売をめぐる訴訟で、eBayには責任はないとする判決を下した。
Tiffanyは特に2003〜2006年にeBayサイトで偽Tiffanyブランドが横行したことに対し、eBayが商標の直接的また間接的な侵害、不平等な競争、不正広告に加担したとして提訴。これに対しeBayは、サイト上で販売される偽ブランド品の監視とeBayへの報告責任はTiffanyにあると反論。報告があった商品についてはこれまでも即座に対処してきたと主張した。
連邦地裁は、eBayで違法製品を販売していた各売り手を提訴するのは正当だが、偽ブランド品を販売していることが判明した時点でその売り手を締め出したeBayを提訴する理由はないと判断。商標はそれを保有する各社が自ら保護すべきもので、eBayで偽ブランド品が販売されたとしても、eBayに商標侵害の罪はないとの判決を下した。
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