幻冬舎コミックスは8月1日、欧米で日本の漫画出版を手がける米TOKYOPOPと業務提携し、海外展開を積極化すると発表した。
(1)北米に共同で事業会社を設立する、(2)同社作品を海外(一部地域除く)の出版社にライセンスする際、TOKYOPOPがエージェントの役割を担う、(3)共同事業として、海外で同社作品を出版したり、作品のデジタル化や映像化に取り組む――ことで合意した。
提携によって、新作だけでなく過去の刊行物の海外展開も積極化できるとしており、「海外マーケットの動向を的確に把握し、世界展開を見据えたコンテンツ創出を目指す」という。
同社は2004年にWebコミック誌「GENZO」を創刊。「GENZO」連載作品の単行本を世界で一斉に発売するなど、作品の海外展開に取り組んできた。
TOKYOPOPはこれまでに、欧米で日本の漫画を累計2500点・3000万部以上発行してきた。漫画SNSの運営や、漫画作品の映画化にも取り組んでいる。
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