米Hewlett-Packard(HP)は8月28日、独PelikanグループのPelikan Hardcopy Deutschlandを相手取り、ドイツの不正競争防止法に違反しているとしてケルン地裁に提訴していた件について、Pelikanの違法行為が認められたと発表した。
Pelikanは、新品のインクカートリッジに再生品のラベルをつけ、Pelikanブランドで販売している。裁判所はこれを顧客を惑わす虚偽的行為であるとし、Pelikanに対し、新品のインクカートリッジに「再生品」のラベルを添付することを禁じた。
HPは昨夏、Pelikanに対して再生品ラベルの添付をやめるよう求めたがPelikan側がこれを拒否したため、不正競争防止法に基づいて訴えを起こした。
HPは昨年、同製品が同社のインクカートリッジ特許を侵害しているとして提訴。Pelikanは特許侵害を認め、デュッセルドルフ地裁はPelikanに対し、該当するインクカートリッジの輸入および流通を禁じた。
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