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東芝、通期業績見通しを大幅下方修正 半導体不振

» 2008年09月22日 07時00分 公開
[ITmedia]

 東芝は9月19日、2009年3月期通期の連結業績予想(米国会計基準)を大幅に下方修正した。NAND型フラッシュメモリの価格が想定以上に下落するなど半導体事業が不振だったため。

 修正後の予想は、売上高が前回予想比3.8%減の7兆7000億円、営業利益が48.3%減の1500億円、税引き前利益が34.6%減の1700億円、純利益が46.2%減の700億円。前期比で減益になる見通しだ。

 NANDフラッシュの価格下落が想定以上だったほか、デジタル家電向け半導体の需要が減ってシステムLSIも不振。半導体事業が上期に大幅な赤字となり、下期もその影響が残る見通しで、大幅な下方修正を迫られた。

 9月中間期の連結業績予想も、150億円の最終黒字とした従来予想から一転、650億円の最終赤字に修正した。営業損益は300億円の赤字(当初予想は700億円の黒字)、税引き前損益は、700億円の赤字(500億円の黒字)の利益)になる見通しだ。

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