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Yahoo! Calendar、10年ぶりのアップデートでiCalendarに対応

» 2008年10月09日 08時09分 公開
[ITmedia]

 米Yahoo!は10月8日、機能刷新した「Yahoo! Calendar」のβ版を公開した。

 昨年買収したZimbraのプラットフォームをベースに構築された新しいYahoo! Calendarは、オープン規格のiCalendarやCalDAVに準拠するため、AppleのiCal、MicrosoftのOutlook、Googleカレンダー、Mozilla Sunbirdなど、同じ規格に準拠したほかのオンラインカレンダーと予定を共有できる。

 新たな機能として、予定をドラッグ&ドロップでほかの日や時間帯に移動させる機能、月間カレンダーから特定のイベントへと「ズーム」する機能、Yahoo!傘下の写真共有サービスFlickrの写真をカレンダーに追加する機能、電子メールやIM、SMSで予定を通知するよう設定する機能、「To Do」リストなどが追加された。

 今後、傘下のソーシャルカレンダーサイトUpcoming.orgをはじめとする同社のサービスと連係させることで、イベント表示などの機能を追加していく計画という。新カレンダーは当面、米国、ブラジル、インド、台湾、英国でのみ提供される。そのほかの地域での公開については年内に発表する予定。

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