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新ヤンキースタジアムにCiscoが技術を提供

» 2008年11月12日 09時04分 公開
[ITmedia]

 米Ciscoは11月11日、来年4月にオープン予定の新しいヤンキースタジアムが、同社の最新技術を導入していることを明らかにした。

 中核となっているのが「Cisco StadiumVision」。売店、レストラン、バーを含む、スタジアム内の各所にHD(高精細)ビデオディスプレイを設置。試合をライブで映すだけでなく、同時に行われているほかの試合の得点や、天気予報、ニュースなどを、同じ画面に表示する。また試合終了時には、各ディスプレイが最寄の出口を案内し、最新の交通情報を提供する。非常時にはこのディスプレイで避難の指示を伝え、試合が行われない日には会議や結婚式など、イベント情報を放映する予定という。

 プレミアムスイートルームには、タッチスクリーン式のIP電話を設置。観客が飲食物やヤンキース関連製品を注文できるようにする。

 将来的には、観客が携帯電話で飲食物を注文し、客席で受け取れるシステムや、好きなときに携帯でリプレイを見たり、友人とチャットできるシステムなども導入する計画という。また、インタラクティブビデオによって、試合前と試合後に、観客が選手とコミュニケーションできる機能も装備する予定という。

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