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» 2008年12月04日 14時40分 UPDATE

Windows海賊版、ヤフオクに常時3000点 MSが対策強化

マイクロソフトはWindows製品の海賊版対策を強化する。オークションサイトで売られるケースが増えており、ヤフオクには常時3000点が出品されているという。

[宮本真希,ITmedia]
画像 左上の白色のメディアが海賊版、ほかの2つは正規品

 マイクロソフトは12月4日、ネットオークションに出回るWindows製品の海賊版ソフト対策を強化すると発表した。海賊版に関する電話相談窓口や、海賊版について解説する専用サイトを新たに開設。ヤフーなどオークション事業者との連携も進めていく。

 Windowsの海賊版が「Yahoo!オークション」(ヤフオク)などオークションサイトで売られるケースが、このところ目立ってきているという。ヤフオクには常時3000点ほど出品されており、年間7万人が落札していると同社はみている。

 PCメーカーのリカバリソフトを偽造したものが多く、茶封筒など簡易な包装で送られてくるという。中にはメディアのほか、不正なプロダクトキーを記載したシールやアクティベーションマニュアルが同梱されている。

画像 伊藤ゆみ子部長

 海賊版は正常に動作しない可能性が高い上、マルウェアが組み込まれたケースが報告されており、利用すると個人情報の紛失や不正使用の被害にあう可能性もある。

 だが、オークション出品画面には正規品の写真が掲載されているケースが多く、「違法かどうかは手元に届くまで分からない」(同社法務・政策企画統括本部の伊藤ゆみ子部長)。海賊版と知らずに購入した人からの問い合わせが、同社に寄せられているという。

 同社は従来から海賊版対策プログラムを実施してきた。このタイミングで強化することを決めたのは「海賊版の製造・販売が組織的に行われていることが、今秋ごろから分かってきた」からだ。

画像 税関で押収した海賊版

 海賊版は中国などで製造され、日本に輸入されているという。実際に中国と日本の税関で、茶封筒などに入った海賊版が押収されている。「偽造が海外で行われているため、国内に比べて場所を特定するのが難しい」と伊藤部長は話す。

 今後はまず、ヤフーなどオークション事業者との連携し、出品者の監視を強化。追跡が難しい組織的な不正出品者の探知に向けて協力していく。政府や税関、捜査当局などとの情報交換も進める。

 海賊版に関する電話相談窓口も、1月9日までの期間限定で設置した。海賊版の判別、正規品の入手方法といった情報の提供を行う。オークション利用者への注意喚起を目的とした「著作権保護サイト」も開設。海賊版の特徴などを解説している。

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