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» 2008年12月16日 15時56分 UPDATE

「Baidu.jp」動画・画像検索リニューアル 日本市場開拓は「長期的に取り組む」

中国発の検索サイト「Baidu.jp」の動画・画像検索のトップページがリニューアルした。日本市場は、3〜5年先を見据えて長期的に開拓していくという。

[宮本真希,ITmedia]
画像 画像検索トップページ

 中国最大の検索サイト「Baidu.com」の日本版「Baidu.jp」を運営する百度は12月16日、動画検索と画像検索のトップページをリニューアルした。話題の検索ワードとサムネイル画像を配置し、クリックするだけで検索できる。

 Baidu.jpは来年1月で正式サービス開始から1年を迎える。ページビューなどは非公開だが、開始当初から順調に伸びており、特に動画検索と画像検索の人気が高いという。

 日本の検索市場では、Yahoo!JAPANとGoogleが検索シェアの大部分を占める。「3年、5年先に変化が見られるよう、やっていく」――元ヤフー検索事業部長の井上俊一社長は、長期的な戦略で日本市場に切り込んでいく考えだ。

トップページにサムネイル 動画・画像検索を手軽に

画像 動画検索トップページ

 画像検索のトップページでは、「アイドル/タレント」「おもしろ画像」「壁紙」などジャンルごとに、話題の検索ワードとサムネイル画像を配置し、クリックすると検索できるようにした。最上部では、その日の注目画像をピックアップして紹介する。

 従来は、検索ボックスだけのシンプルなトップページだったが、「今どんな画像が話題になっているか知りたい」「自分が興味あるジャンルの画像だけを見たい」といったユーザーの声に応え、より手軽に検索できるようにしたという。

 動画検索のトップページでは、全ジャンルからピックアップした話題のキーワードとサムネイル画像を表示。左列のメニューから選べばジャンルごとに見られる。右列では人気のキーワードを一覧表示し、動画のトレンドを確認できるようにした。

 今後は検索履歴を確認できるメニューを追加する予定だ。

日本の検索市場「突然変わるわけではない」

画像 井上社長

 Baidu.comは2000年に中国でスタートし、Google、Yahoo!に次ぐ、世界第3位の検索エンジンに成長した。中国では、検索機能に加え、Q&Aサイト「Baidu Knows」やユーザーが編集できる百科事典「Baidu Encyclopedia」といったコミュニティーサービスが人気という。

 日本では2007年3月にβ版を公開し、今年1月に正式サービスを始めた。井上社長は「中国で展開しているサービスのローカライズではなく、日本ではどんなものが受けるかを一番に考え、開発を進めている」と強調する。

 同社は早稲田大学と検索技術の共同研究プロジェクトを実施したり、「livedoor」に画像検索エンジンを提供するといった取り組みを行ってきた。日本企業がBaidu.comに広告を出稿する際の支援もしている。

 来年は、引き続き検索エンジンを強化。機能を高めるだけでなく、ユーザーが検索して楽しいと思えるようなエンジンを目指し、エンタメ関連サービスや携帯電話向けサービスに力を入れる。2010年ごろには検索連動型広告を始める予定だ。

 井上社長は「大手2社が1日で成り立った企業ではないように、Baiduが中国で強いからといって、日本市場が突然変わるわけではない。長期的に取り組む。3年、5年先に変化が見られるようやっていく」と意気込みを語った。

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