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ソニー「FeliCa」に組み込み型と廉価版

» 2008年12月17日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは12月16日、非接触IC技術「FeliCa」の新製品として、組み込みモジュール型の「FeliCa Plug」と、廉価版ICカードチップ「FeliCa Lite」を開発したと発表した。Plugは来春、Liteは来夏に製品化する。

画像 左からFeliCa Plugモジュール「RC-S801」、FeliCa Liteを搭載したカードのイメージ、FeliCa Liteを搭載したシールのイメージ

 FeliCa Plugは、メモリやCPUを省き、従来のFeliCaチップより小型化した製品。組み込んだ電子機器のメモリやCPUと組み合わせて使う。

 リーダー/ライターが発生する磁界を検知し、電子機器のCPUに通知する機能を搭載。リーダー/ライターにかざした際に自動で電源を入れるといったことが可能だ。

 20(縦)×24(横)×2.85(厚さ)ミリ・重さ0.73グラムの「RC-S801」と、11(縦)×19.5(横)×2.85(厚さ)ミリ・重さ0.43グラムの「RC-S802」の2種類あり、RC-S801の方が通信可能エリアが広い。体温計や体脂肪計、時計などへの組み込みを想定している。

 FeliCa Liteは、セキュリティー機能を簡易化し、ファイルシステムを最適化することでコストを抑えた製品。格納したデータは、「読み出しのみ」か「読み書き可能」を、データブロックごとに設定できる。

 会員証やポイントカード、回数券などへの組み込みを想定している。アンテナを小型化し、シールやポスターなどにも利用できる。

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