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» 2009年02月19日 09時10分 UPDATE

MS、法人向けに「Windows 7先行優待キャンペーン」 割引価格で「不安を解消」

「次が見えないという不安を解消する」――マイクロソフトは、「Vista+SA」を割引価格で提供する法人向けの「Windows 7先行優待キャンペーン」を始める。

[岡田有花,ITmedia]

 マイクロソフトは2月20日から、「Windows 7先行優待キャンペーン」を始める。Windows Vista Buisinessを新規に購入する法人や、同OS搭載PCを持つ法人向けに、「Windows 7 Enterprise」に無償アップグレードできるオプション「Software Assurance」(SA)を割引価格で提供。各地でWindows 7の説明会も開く。

 「Vistaは今、買いなのか? という問いに答える」(中川哲ビジネスWindows本部長)――Windows 7β版が好評で、Vista導入をためらう法人もある中、「現時点で最適なデスクトップ投資は、ロードマップのクリアな『Vista Buisiness+SA』」とアピール。その上でWindows 7を紹介し、「次が見えないという不安を解消する」という。

PC購入から90日以上経っていてもSA購入を可能に

 SAは、契約期間中に新OSが発売された場合に無償でアップグレードできるオプションで、ボリュームライセンス(3ライセンス以上)を購入した法人向け。Windows 7 Enterpriseは、SAを購入した法人専用のエディションだ。

 今回のキャンペーンでは、Vista Buisiness搭載PCを新規に購入する法人に、SAを割引価格で提供する。SAは通常、PC購入後90日以内に購入する必要があるが、キャンペーン期間中ならPC購入から90日を過ぎていても購入可能にする。

 2008年8月1日以降にVista Business搭載PCを購入した法人には優待価格(参考価格:1万2000円)で販売。それ以前に同OS搭載PCを購入した法人にもSAを優待販売するほか、Windows XP Professional搭載PCを利用している法人には、VistaへのアップグレードライセンスとSAをセットにして通常の2割引(参考価格:2万8500円)で提供する。

 さらに、Windows 7の発売後、7 Enterpriseの社内展開用ディスクキットを無償提供する。

 キャンペーンは6月30日まで。

互換性問題は「検証ラボ」で解消

 XP以前のOSを利用しているPCでVista+SAを導入した場合、Vista移行時とWindows 7移行時でそれぞれアプリケーションの移行が必要。二度手間になる上、互換性問題が出る恐れもある。

 同社はこの問題を、アプリケーションの仮想化で解決するよう推奨。さらに、顧客が持ち込んだアプリケーションの互換性をエンジニアが検証・改善する「Windows Vista/7互換性検証ラボ」を2月20日から5月末まで調布技術センター(東京都調布市)に開設し、問題解消を支援する。

Windows 7、企業にとってのメリットは

 2月20日から5月末まで、東名阪など全国の主要都市10カ所を回り、約1万人を対象にした説明会「理想のデスクトップ環境を支えるWindows 7 Enterprise紹介 セミナー&ロードショー」を開催。Windows 7 EnterpriseやWindows Server 2008 R2、Internet Explorer 8の特徴を説明し、“Vista後”の不安を解消する。

 Windows 7導入のメリットとして同社は、起動やシャットダウン時のスピードといったパフォーマンスの向上による業務効率化や、モバイルワーカーが安全に利用できるセキュリティ機能、トラブル自動解決機能などによる管理コスト削減などを挙げる。

 起動やシャットダウン、スタンバイからの再開は、Vistaより平均38%速く、消費電力もVistaより20〜30%削減したという。新タスクバーや統合検索機能も、作業効率アップにつながるとアピールする。

 エラーが起きた際対応の手順を示す「Actions Center」や、エラーの詳細を記録し、ヘルプデスクに送信する「Problem Steps Recorder」といった機能は、管理コスト削減につながるとしている。

 VPN代替技術の「DirectAccess」や、USBメモリなどリムーバブルドライブ上のデータを保護できる「BitLocker to Go」、実行を許可するアプリを細かく制御できる「App Locker」といった機能も、セキュリティ強化につながるという。

「今投資すべきはVista」だが……

 Windows 7のメリットを解説すれば、Vistaをスキップして7まで待とうという企業が増えそうだ。中川本部長は「今投資すべきはVistaで、7とは思っていないが、『Vistaの次が見えなくて心配』という顧客のために7を紹介する。キャンペーン期間の3〜6月はシステム投資が多い時期。投資を検討している企業に『Vistaが最適』と提案し、戦略的な投資をサポートしたい」と話した。

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