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Windows 7、エディションの違いは――マイクロソフトが説明

» 2009年02月16日 10時45分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 上位エディションは下位の機能をすべて含んでいる

 Windows 7には6つの製品エディション(SKU)があり、「多すぎて分かりにくい」という声もある。マイクロソフトはこのほど、国内で発売される5つのSKU(新興国市場向け「Home Basic」を除く)の違いをメディア向けに説明した(Microsoft、Windows 7のエディションを発表)。

 国内で発売するSKUは、下位から順に「Starter」(Netbookなど一部のOEM向け)、「Home Premium」(個人向け)、「Professional」(中小企業、在宅ワーカー向け)、「Ultimate」(個人向け全部入り)、「Enterprise」(Software Assurance専用、大企業向け全部入り)の5種類。

 上位のSKUは下位のSKUの全機能を包含しており、「Professional」は「Home Premium」の全機能を、「Home Premium」は「Starter」の全機能を備えている。

 中心となるSKUは「Home Premium」と「Professional」で、ほとんどの顧客ニーズをこの2つで満たすとしている。「Ultimate」と「Enterprise」は“全部入り”の最上位で、機能はほぼ同じ。提供形態が異なり、前者が個人向け、後者が「Software Assurance」(SA、契約期間内なら最新製品を追加費用なしに利用できる権利)を購入した企業向けだ。

各エディションの機能と提供形態

 最も機能が少ない「Starter」は3アプリのみ同時起動が可能。Netbookなど一部のPCのOEM専用で、プリインストールのみで提供する。

 Home Premiumは、個人向けの一般的なバージョンだ。Starterの機能をすべて包含し、エアロや簡単なネットワーク接続機能、マルチタッチ機能に対応。パッケージとプリインストールで提供する。

 Professionalは、在宅ワーカーや中小企業向けで、Home Premiumの機能をすべて包含。ドメイン参加機能やホームグループ機能、高度なバックアップ機能などを装備。個人向けにはパッケージとプリインストールで、企業向けにはボリュームライセンスとプリインストールで提供する。

 「Ultimate」と「Enterprise」の機能はほぼ同等。それぞれProfessionalの機能をすべて持ち、データ保護機能「BitLocker」、アプリケーションを制御する機能「AppLocker」などを備えている。

 Ultimateは個人向けで、プリインストール、「Windows Anytime Upgrade」(上位エディションへのアップグレードライセンス)で提供。Enterpriseは、SAを購入した企業向けで、仮想化ライセンスが付属する。

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