米音楽売り上げ、3分の1がデジタル音楽に
米音楽売り上げのうち、デジタルダウンロード販売が占める割合が3分の1に達した。米調査会社NPD Groupが3月17日に報告した。
同社の調査によると、2008年にデジタル音楽を購入したユーザーは前年から8%増えて3600万人となった。デジタル音楽売り上げは29%増加し、今や米音楽販売全体の33%を占めているという。
一方、同年にCDを購入した人の数は前年から約1700万人減少し、CD売り上げは19%減少した。すべての年齢層でCD購入者が減っており、特に10代と50歳以上の層で顕著だという。「ダウンロード購入の増加は業界にとって良いことだが、CDを買わなくなった人が皆デジタル音楽に向かっているわけではない」とNPDのエンターテインメント業界アナリスト、ラス・クラプニク氏は指摘する。
消費者がCDを購入しない主な理由は、不況のために娯楽への支出を減らしているためという。またCDよりデジタル音楽を好むユーザーは、その理由として、欲しい曲だけ買える点や、すぐにダウンロードして聴ける点を挙げている。
全体では、音楽購入者は前年から1300万人減少。しかしNPDは、購入は減っているが音楽の利用は増えていると主張する。例えば、オンラインラジオ「Pandora」の認知度や利用が2倍以上に増えており、2008年第4四半期にはSNSで音楽を聴いているユーザーの割合が前年同期の15%から19%に増えたという。
「違法コピーとデジタル音楽の登場がCDの優位を終わらせたように、新たな形の音楽利用が、音楽にお金を払うという慣習に挑み始めている。音楽業界はこのようなリスナーを取り込んで、音楽やビデオ、コンサートチケット、グッズの販売で売り上げを出せるようにもっと努力しなければならない」(クラプニク氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
アニメを支える外国人材に“逆風” 日本在住の声優・アニメーターが抱く「不安の正体」とは
-
2
ナッツを多く食べる人、認知テストで高成績の傾向 豪州チームが1700人以上を分析
-
3
J:COMネット障害、原因は「外部からの大量アクセス」 DNSサーバに高負荷 最大約408万件に影響
-
4
ドコモSMTBネット銀で障害 「着金しない」「給料日にやめて」と悲鳴【復旧】
-
5
映画「SEKIRO」にホロリときたマンガ家、賛否両論の“原作ゲーム改変”が悪くないと思った理由とは?
-
6
Google、リアルタイムで表情豊かに話すAIアバター「Gemini 3.8 Live with Live Avatar」提供開始 画像1枚で独自アバターも
-
7
Microsoft、「Copilot」を刷新 「仕事のための新しいOS」とナデラCEO
-
8
パナソニックが市販カーナビ生産終了へ 30年以上の歴史に幕、スマホナビの普及など受け
-
9
顔面に電気を流すと記憶力アップ? あごにパッチ電極を貼り人間で実験、結果は……
-
10
イーロン・マスク氏のドキュメンタリー映画「MUSK」の予告編広告、YouTubeとMetaが一時拒否から一転承認 Xは応じず
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR