2008年03月16日〜2009年03月22日
先週のアクセストップは、米国のサイトで日本のトイレが話題になっていることを紹介する記事だった。米国のユーザーから、温水洗浄便座の機能に驚きの声があがっている。
温水洗浄便座は、お尻を洗って清潔に保ったり、冬の寒いときも便座を温かくしたり――と便利だが、記者はどうも苦手だ。子どものころのある経験がトラウマになっているのだ。
5歳くらいのころだった。久しぶりに祖父母の家に遊びに行くと、トイレに温水洗浄便座が付けられていた。実家には温水洗浄便座がなかったため、どうしても使ってみたくなり、お尻のイラストが描かれたボタンをプッシュしてみた。
すると予想以上の勢いでお湯が飛び出た。座る位置が悪かったらしく、スカートが濡れる。びっくりして便座から離れると、お湯が便座を超え、噴水のように放物線を描いて、1メートルほど前のドアに直撃。あっという間にトイレは水浸しになり、足も濡れた。
温水洗浄便座を使ったことがほとんどなかったため、どうすればお湯が止まるか分からない。誰かを呼びにいきたいが、ドアを開ければ、水がトイレの外に漏れてしまう……と大パニック。結局、半泣きになりながら大声で祖母を呼び、助けてもらったと記憶している。
20年ほど前の経験だが、今でも温水洗浄便座を使ってお湯が止まらなかったり、服が濡れたらどうしよう――という不安がぬぐいきれない。
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