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三菱UFJ証券、社員が148万人分の顧客情報持ち出し 5万人分が流出

» 2009年04月09日 07時00分 公開
[ITmedia]

 三菱UFJ証券は4月8日、同社の社員が、顧客148万651人分の情報を持ち出し、うち4万9159人分を名簿業者に売却していたと発表した。同社は同日付けでこの社員を懲戒解雇。近く刑事告訴する方針だ。

 売却された名簿には、昨年10月3日から今年1月23日までに、新規口座かラップ口座を開設した顧客の、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、年収区分、勤務先名、役職などが含まれていた。

 今年3月中旬以降、顧客に業者から勧誘の電話が相次ぐようになり、流出が発覚。この社員が情報を持ち出し、業者に売ったことを認めたという。

 名簿を購入した3社には、情報の使用や販売中止の約束を取り付けた。3社の名簿販売先にも、情報の使用の中止や破棄を依頼しているという。

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