ITmedia NEWS > 製品動向 >

空中に浮かぶ映像を指で操作 NICT「3年後には人間の等身大映像を」

» 2009年04月16日 07時00分 公開
[ITmedia]
画像

 情報通信研究機構(NICT)は4月15日、空中に浮かぶ映像を指先で操作できる小型ディスプレイ「フローティングタッチディスプレイ」を開発したと発表した。

 液晶ディスプレイの上に独自開発の光学素子を配置し、ディスプレイの映像が空中に浮いているように見せる。浮かんだ映像に指先で触れると、赤外線が指の位置を検出。実際に指で触れているかのように映像を操作できる。

 光学素子のサイズが小さいため、表示可能な空中映像の大きさに制限があるが、今後技術開発を進め、3年後には人間の等身大映像の表示を目指す。医療分野やコミュニケーションシステムなどへの応用を期待している。

関連キーワード

NICT(情報通信研究機構) | 3D


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.