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PCからのネット利用時間、盛り返す 博報堂DY調査

» 2009年06月23日 18時04分 公開
[ITmedia]

 博報堂DYメディアパートナーズが6月23日に発表した「メディア定点調査2009」で、東京都に住む人のPCからのネット利用時間が増加した。

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 都内に住む15〜69歳の男女を対象に、メディア接触時間について2月に郵送で調査し、610件の回答を得た。

 1日当たりのPCからのネット利用時間は、昨年より8.2分増えて67.6分。昨年の調査では前年比で初めて減少していたが、今年は増加に転じた。携帯電話からは0.4分増の18.1分。

 テレビの視聴時間は2.1分増の163.5分、雑誌の閲覧時間は0.5分増の17.6分とそれぞれ増えたが、ラジオと新聞は減っており、ラジオは4.1分減の31.1分、新聞は2.5分減の26分だった。

 PC、携帯、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞を合計した総接触時間は5時間24分。ここ数年は微減傾向だったが、増加に転じた。同社は「不景気の影響で自宅で過ごす時間が増えたことによる『巣ごもり型メディア消費』に後押しされた」ことが増加要因とみている。

 性別・年齢別で見ると、男性20代で初めてネット利用時間がテレビ接触時間を抜き、ネットは116.1分、テレビは110.9分だった。

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 携帯電話からのネット利用は、10代女性は98.4分、20代女性は26.2分と、年代で大きな差が出た。

 動画投稿サイトは10代女性で86.4%、男性で82.4%が利用。携帯電話のGPSを使った位置情報サービスは、10代女性で55.9%、男性で49%が利用していた。

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